↑【施工前】
先日、I様邸へ玄関引戸の取替工事に行ってきました。
今回、使用させていただいた商品はトステムのリシェントという玄関引戸です。
リシェントとは、簡単に説明させていただきますと、今あるサッシの枠の内側に一回り小さい新しい枠を取り付けて外壁や土間等を傷める事なく取り付ける方法です。ただ、既設枠の形状によって下枠(レール)をはつって取らないと施工できない場合もあります。その場合はキッチリとモルタルを込んで仕上げます。
↑【障子・欄間撤去】
まずは、障子と欄間をはずします。
↑【無目撤去】
既設の無目を切断していきます。
↑【無目切断後】
このような感じで取り外しました。
↑【下枠の不要な部分の撤去】
サッシの年代、メーカー、種類によって様々な形状がありますが、今回の場合は下枠に付いていた網戸のレールを切断しました。
↑【既設の下枠】
これで、新しい枠をのせる事ができるようになりました。
↑【リシェント枠取付】
既設の枠の内側にリシェントを入れて取り付けていきます。
今回は、ミルブラウンという木目が入っている色で、欄間付きの玄関引戸を選んでいただきました。
リシェントは豊富なデザインとカラーが用意されておりますので、お客様のお好みでお選びください。
↑【取付状況】
水平、垂直を出したらビスで固定していきます。
↑【既設枠の内側に取り付いている写真】
このように、既設の枠の内側に取り付けます。
↑【欄間ガラス入れ前】
今回は、欄間付きですので、欄間の部分にガラスを入れていきます。
↑【欄間ガラス入れ後】
今回は、格子の入っていないタイプです。
↑【コーキング施工】
既設枠と新設の枠の隙間にコーキングを施工します。
これで、外部からの風や水漏れ等を防ぎます。
↑【内額縁取付前】
今度は、部屋内側に見えている既設の枠を隠す為に内額縁を取り付けていきます。
↑【内額縁取付後】
きっちり、寸法を出して取り付けていきます。
これで、既設の枠は見えなくなりました。
↑【外額縁取付前】
今度は、外部の既設の枠を見えなくするために、外額縁を取り付けていきます。
↑【外額縁取付風景】
このように、現場の状況に応じて外額縁をカットしながら取り付けていきます。
↑【外額縁取付後写真】
外額縁を取り付けて障子を入れました。
↑【コーキング施工】
それから、外額縁と外壁の隙間をコーキングします。
このコーキングは見た目だけでなく、先程の既設枠へのコーキングと併せての施工となりますので、二重で防水対策になります。
↑【下枠の写真】
今回は、既設枠の上に新設の枠を乗せて取り付けましたので土間から少し立ち上がっています。
これでは、つま先が引っ掛かってしまう恐れがありますので、大変に危ないです。
↑【下枠段差緩衝材取付】
そこで、ゴムの素材でできている下枠段差緩衝材を取り付けます。
これで、つま先が引っ掛かったりする事はないと思います。
↑【完成写真】
あとは、建具の調整をして、お客様に鍵をお渡しして工事は終了です。
I様、ありがとうございました。